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由無し事をたまに綴るブログです。

Arubaよいとこ一度はおいで

子供たちが幼稚園の夏休み期間中は暇で、親にまとわりついてばかりなので、休暇をとって4泊の旅行期間を設けることにしました。2ヶ月前にViña del Marの海岸が気に入ったようですので、今回は暖かくて泳げるカリブ海を候補地に。中南米は治安が不安ですが、カリブ海南部、ベネズエラ沖の小さな島Arubaはオランダが統治しているので治安も良く、子連れでも安心して過ごせます。北緯12°と赤道に近いので気候はいつでも温暖ですし、ハリケーンの発生もほとんどありません。

ツアーの選定

Arubaまでの航空券は時期にもよりますが1人あたり往復10万円以上かかります。航空会社のオンライン直販より少し安く買える、despegar.comというサイトで予約をとりました。宿泊先はDivi Aruba all Inclusiveにしました。Arubaで最大の病院の斜向いで病気やケガの際のリスクを最小にできることと、部屋からすぐビーチに出られる気楽さが選定の決めてです。All inclusive (食事や飲み物が全て含まれる)は割高ではありますが、子連れにとっては気苦労を減らせる利点があります。

交通

サンティアゴからArubaへはコロンビアのBogota経由Avianca航空便で行きました。往路はSantiago:08h25m → Bogota:12h15m / 14h20m → Aruba:17h10mという旅程です。ArubaはUTC+4hでサンティアゴの夏時間からは1時間遅く、時差ボケにならないのが利点。途中のBogota El Dorado空港のAviancaラウンジはFamily roomがあって子連れには助かります。

Aruba Reina Beatrix空港という前オランダ女王の名を冠した空港からは、タクシーで20分ほどでホテルへ。料金は固定でUS$ 22です。Oranjestad付近の渋滞を避ける抜け道を通ったので、色鮮やかな街並みを楽しめました。

ArubaにはArubusという交通機関もありますが、今回は利用しませんでした。

帰路はAruba:19h25m → Bogota:20h15m / 22h41m → Santiago:06h18m というフライトで到着。無事に帰ってこれて何よりです。

ホテル

Divi Aruba all Inclusiveは、子連れで滞在しても楽できます。部屋は離れの長屋で1階で、テラスからそのままビーチに直行できます。ビーチから戻る途中にはシャワーがあって砂や海水を洗い落とせるのが便利。All inclusiveなので食事の心配は不要です。食材の買い物も料理も後片付けも不要というのは、楽なものですね。

部屋はあまり広くないけど、キングサイズベッドが2つで子連れには十分な大きさです。子供がベッドから落ちるのを防ぐため、ベッドの間にソファーを置きました。
贅沢をいうなら、部屋の冷蔵庫に飲料水のボトルが入れてあると助かります…まあ、バーやレセプションに行けば貰えるのですけど。

最終日、週末ということもあってカーニバルのような派手な衣装のダンサーが踊るショーがありました。娘は大興奮で、最後にはダンサーに混じって踊っていました。

食事

ホテル内のビュフェ形式レストランで食べ放題。食事の時間制限も広いのでゆっくり楽しめます。飲み物はウェイターさんに注文し、食べ物は好きなものをとってこれます。ノンアルコールビールがあるのが助かります。肉料理はチリのものより柔らかくておいしく、シーフードも当然豊富です。海苔巻きもありましたがちょっと微妙。全体的に味付けがどぎつくなく(サンティアゴのレストランは味付けが濃い)、日本人の私たちの舌にも合いました。

レストラン以外でも、ホテル内にあるバーの飲み物も無料です。夜間でも、コーヒーサーバーで自由にお茶屋コーヒーを楽しめました。

ビーチ

Arubaは小さな島国なのでいたるところが美しいビーチ。ダイビングスポットも多数ありますが、子連れの私たちはホテルのプライベートビーチで日長過ごしました。海水は澄んでいて、かつ水温が高いので気持ちいいです。砂浜も綺麗に清掃されていて、裸足で歩いてもケガの心配は不要。波も穏やかで、娘は喜んで一日中泳いで楽しんでいました。

ただ、息子は波が怖いようで海には近付こうとせず、ホテルの浅いプールで遊ぶに留めていました。

海はかなり沖合いまで遠浅で、海流も激しくなく、安心して泳げます。試しに100mくらい沖まで泳いでみましたが、水深5mくらいまでしか深くなりませんでした。沖に入った方が透明度が高く、海底がずっと見えています。ただ、ずっと砂の海底であまり魚などはおらず、せいぜい藻が生えている程度です。ダイビングスポットに行けばもっと眺めを楽しめるのでしょうね。

少し南側に行くと岩場があり、小魚の群れと一緒に泳げます。この辺りはカニペリカンも多く、退屈しません。

最終日、ホテルをチェックアウトした後に空港近くのNikky Beachに寄ってみました。ここは入り江で波はなく、さらに透明度が高くて、しかも魚を水上から観察できます。飛行機が滑走路に侵入する様子に息子は大はしゃぎです。

Arubaの空

4日間ずっと好天でした。海辺なので曇ることもあり、一度だけ短時間のシャワーが降りましたが、基本的にはずっと青空が広がります。ビーチで日焼け止めは必須なのですが、初日に背中に塗らなかったため赤く痛んで帰路の飛行機で眠れなかったのは失敗です。

夜も星空を楽しめました。観光地なので照明が明るく、かつ月明りがあったので4等星くらいまでしか肉眼では見えませんが、Lovejoy彗星の写真を撮ったり、カリブ海に沈む夕日や金星・彗星の写真を撮れました。月光に照らされた海と南十字の光景は情緒があります。


動物


ホテルには餌(人間の食べ残し)が多いせいか、鳥やイグアナが多く集まります。足元をイグアナが歩く中で昼食を摂るのは初めてです。レストランは網で囲っているものの、鳥はすき間から入ってきてしまうので、3日目くらいになると鬱陶しく感じられます。


その他

  • 現地はフローリンという通貨ですが、米ドルも普通に通用します。タクシーなどは米ドルで払います。空港出口の隣にATMコーナーがありますので、ここで120ドル(20ドル札単位で出る)を下ろしましたが、使ったのは移動のタクシーと空港でのアイスクリームくらいで50ドル程度でした。お釣りの50フローリンセント硬貨はiPhoneアイコンのような角丸正方形デザインです。


まとめ

Arubaで過ごした休暇は、家族全員がリラックスして楽しめる貴重な体験となりました。海を怖がってプールだけで遊んでいた息子も、大きくなれば海を楽しめるようになるでしょう。次は一週間くらいの休暇を過ごしたいです。