Cerro Provincia山行記録 2016年12月25日
Cerro ProvinciaはSantiago盆地の東側に聳える標高2750 mのアンデス山脈前衛峰です。Puente Ñilhueから入山して登頂し、Parque San Carlos de Apoquindoへ降りる日帰りルートをたどってみました。登山口も下山口も標高約1000 mですので、標高差1750 mの山歩きです。クリスマスの日曜日ということで、山歩きする人は少なく、途中で4人しか会いませんでした。
Puente Ñilhue 07h17m → Alto del Naranjo 9h08m → Bifacación a San Carlos de Apoquindo 09h14m → 山頂11h45m / 12h30m → Bifacación a San Carlos de Apoquindo 13h44m → Parque San Carlos de Apoquindo 15h10m
Puente ÑilhueまではUberのタクシーを利用します。自宅から25分、CLP6,930 (約1200円) でした。登山口には管理事務所がありますが、クリスマスなので閉まっています。代わりに(?)歌って踊る若者たちがいました。
Mapocho川の峡谷を見下ろしながら、よく整備された道を進みます。要所に案内看板が立っていますし、道も明瞭で道迷いの危険は低いです。iPhoneのGPSと照らし合わせて位置を確認しながら進みます。
余計なピークは巻き道で避ける効率的なルートで、分岐点まではあまり急登も続かないかわりに下りで高度をロスすることもありません。
稜線でウサギに遭遇しました。看板によるとキツネも棲んでいるそうです。
9h08mにAlto Naranjoに到着。大木がランドマークになっている、見晴らしの良い高原です。この辺りは砂礫に足の踏み場もないほど花が咲いていて、歩くのに気を使います。
ここから分岐点のコルに向けて少し下り、9h14mに分岐点を通過。「あと4 km, 3時間」という案内看板が立っています。
分岐点からはお花畑の稜線を登ります。美しい高山植物の中を登るのは楽しいです。
冷たい風が吹きつけるようになってTシャツでは寒いのでジャケットを着ます。山頂間近の岩場には鎖や梯子など無く、3点確保の登攀技術を要します。
山頂は双耳峰になっていて、手前のなだらかな東峰にはチリ国旗が架けられていました。
ここから400 mほど進むと標高2750 mの西峰です。11h45mに登頂しました。
山頂に立つと、西側の高原にドーム状の避難小屋があるので偵察に行ってみます。中にはチリ人男性が1人いて、昨夜ここに泊まったとのことでした。避難小屋の中を撮りたかったのですが、ここでiPhoneのバッテリーが低温障害を起こして動作しなくなったのは残念です。
東峰に戻り、崖っ縁の岩に腰掛けてカップ麺の昼食にします。
下山路は分岐点までは往路をたどります。お花畑の中の岩場で、慎重に歩けばスリップの危険は少ない快適な道です。スモッグに霞むSantiago盆地を見下ろしながら、コンドルの舞う下を降下します。
分岐点からは東側の稜線をたどり、San Carlos de Apoquindoに向けて下ります。稜線をすこし東進してから、南側の谷に向けて急降下。キャンプ場のある自然公園に入ってからの歩きが長く感じられました。
15h10mに公園のゲートに着いたのですが、クリスマスで管理事務所に誰も居らず、ゲートも閉まったままでした。どうやってEl Alba通りへ脱出したかはここには書けません。Avenida La Plaza con Camino El AlbaでUberタクシーを呼び(暖まったのでiPhone復活です)、帰途に着きます。