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由無し事をたまに綴るブログです。

烏龍茶の認識が変わるお茶

台北で開催された研究会に参加してきました。台北は飲食物が何もかも安くて美味しくて楽しめました。特に烏龍茶は日本で流通しているものと全く質の異なるものを堪能でき、烏龍茶の認識を新たにしました。
今回訪れたのはお茶の専門店「沁園」です。リンク先の記事で紹介されている有名なお店のようですが、それを知らず夕食後にふらっと入ったお店です。店主と奥さんは日本語を上手に話し、様々な茶場を試飲させてくれます。
特に良かったのは凍頂烏龍茶という種類の茶葉。苦味が少なくすっきりとした甘い味わいと香りが素晴らしいです。煎茶の味とほうじ茶の香りの合わせ技、といったところでしょうか。烏龍茶って、香りを楽しむお茶だったのですね。色も黄色に近いです。
お茶の淹れ方も丁寧に説明してくれました。茶葉を5グラム取り、最初のお湯は捨てます。飲むためのお湯の温度は90℃。約3分立ってから全量を一旦容器に出し、湯飲みに小分けします。香り高いのは1煎目ですが、一番美味しいのは3煎目。苦味が薄れ甘い味わいが出てきます。7煎目までは楽しめるとか。
店内にあるいろんな茶葉を楽しんでいると、研究会の別のグループが店内に合流。ASIAA研究員のTさんは近所にお住まいとのことで、よくこのお店を利用し店主となじみだそうです。Tさんにもいろいろとお奨めを受け、凍頂烏龍茶の手摘みと機械摘みの茶葉をそれぞれおみやげに購入しました。

日本に戻ってから淹れてみました。5グラムの茶葉ってこれくらい。丸まっている茶葉は、急須の中で数分かけてゆっくりと茶葉に広がります。香り高い凍頂烏龍茶は、妻も気に入ったようで何よりです。何煎も楽しめてコストパフォーマンスも高いし、カフェインも多くないので夜に飲んでもOK。台湾に行ったら必ず買いたい逸品です。