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由無し事をたまに綴るブログです。

東京都はオリンピックに向けて夕張市と合併したら?

2020年の東京オリンピックパラリンピックは7月24日から8月9日および8月25日から9月6日の最も暑い時期に開催されるため、屋外の競技の暑さ対策を検討しているそうですが、打ち水のように地球温暖化を促進させる案とか、夏時間のように日本中を巻き込んで寝不足にする案とか、斜め下の本末転倒な議論がされています。オリンピック・パラリンピックというスポーツの祭典に政治が関与するのは最低限にしてほしいものですが、ここはオリンピック・パラリンピックを利用して財政再建団体夕張市Win-Winの関係を築いてはどうでしょうか。

北海道の夕張市は7 - 8月の平均気温が14-15℃と涼しく、屋外の競技に適しています。夕張マラソンフェスティバルというイベントが開催されたこともあります。緯度が43ºと高いので、夏季は日照時間が長く競技日程も組みやすいです。新千歳空港から約40 kmとアクセスの良い立地です。

夕張市は2007年に財政破綻し、財政再建団体に指定されました。現在でも200億円を超える負債を抱え、この返済のために住民サービスを極限まで削減させています。200億円の負債など、東京オリンピック・パラリンピックの経費1.35兆円 (うち東京都負担は6000億円) にくらべれば小さいものです。東京都は夕張市長に元東京都職員の鈴木直道氏を送り出すなど、夕張市を応援しているそうですので、東京都が夕張市と合併して屋外競技を夕張で開催すれば、負債を東京都が直接肩代わりできる、究極の支援となるでしょう。東京都にとってはオリンピック・パラリンピック運営に際し

  1. 屋外競技の根本的な暑さ対策になり、選手にとって快適な環境で競技できる。
  2. 交通規制など東京都の経済活動が受ける影響を軽減できる。
  3. 夕張で開催しても「東京オリンピックパラリンピック」と胸を張って主張できる。

など、利点が多くあります。夏時間とかくだらないことを議論するヒマがあったら、真面目に検討してはどうでしょうか、と今日から夏時間が始まったチリで考えてみました。