アルゼンチンを旅行してきました。
経済学者サイモン・クズネッツによると「世界には、4つの国しかない。先進国と発展途上国、そして日本とアルゼンチンである」だそうです。アルゼンチンは先進国から衰退した国として知られており、通貨アルゼンチンペソは年率200%を超えるインフレーションで絶賛暴落中。それでも人々は普通に暮らしている様子が感じられたのは興味深かったです。
目次
- 2024年3月23日 アンデス越え
- 2024年3月23-24日 MendozaからTucumán
- 2024年3月24-26日 San Miguel de Tucumán
- 2024年3月26-27日 20時間列車の旅
- 2024年3月27-28日 RafaelaからCordoba
- 2024年3月29-30日 Buenos Aires
費用
- 交通 63653円
- Bus CATA International CLP $42800 (7000円)
- Bus San Juan USD $98.31 (14975円)
- Tucumán taxi ARS $30146 (5000円)
- Trenes Argentinos Tucumán - Rafaela ARS $7040 (1129円)
- Bus El Practico Rafaela - Cordoba USD $35.31 (5475円)
- Cordoba taxi ARS $6277 (1033円)
- Flybondi Cordoba - Buenos Aires ARS $39168.97 (6283円)
- Buenos Aires Tarjeta SUBE ARS $3000 (500円)
- SKY Airlines USD $145.95 (22258円)
- 宿泊 26444円
- その他 36000円(主に食費)
大変お安く済む旅でした。インフレーションとは通貨が暴落するだけのことで、物価が上昇することではないのです。特に公共交通機関は安価で、長距離列車は20時間600 km乗ってARS $7040(1129円)ですし、Buenos Aires市内の路線バスはARS $280 (50円), ConstituciónからEzeizaまではARS $208 (35円)などと、どう考えても赤字のはず。宿泊費も食費も日本より割安に感じました。ただ、ホテルや料理店にはクレジットカード払いが不可だったり手数料を上乗せするところもあります。インフレーションが激しいので、翌月入金では目減りしてしまうから。タッチ決済はOKのところが多かったです。
怪しい場所には近寄らなかったため、治安が悪いと感じることは特になく、スリや強盗に遭わずに済んだのは幸運です(出発時にSantiagoでバルサミコ酢強盗に遭いましたが)。ぼったくりに遭うこともなく、安心して旅行を楽しめました。
「経済の混迷に民衆が苦しんでいる」とか「極右のミレイ政権」とか報道されている割には、人々は普通に暮らしているように見えました。アルゼンチンという国の、ほんの表層を見聞したに過ぎないですが、貴重な経験を得たと思います。