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由無し事をたまに綴るブログです。

サンティアゴ旅行記(3) 南米大陸へ上陸

SYD 09:25 - SCL 11:30 QF 321/LA800

南天の星空を見るために南の窓側席22Lをインターネットで予約していたのに、搭乗口で22C(通路側席)に変更された。地上係員に文句を言っても "Unfortunately" と返すだけ。LAN航空め。

この便は途中でAucklandに着陸し、一旦空港に降ろされます。ニュージーランドに来るのは初めてだけど、パスポートにスタンプを捺してくれないのね。空港から出られないし40分で再搭乗だから、特に何もせず空港内をお散歩しました。
窓側22Aの乗客はAucklandで降りたので、北側だけど窓側確保。ここから11時間の長いフライトです。窓から見るハウラキ湾のRangitoto島が、錦江湾桜島のみたいで美しい。いつかきちんと訪れたい地です。

機内食後に暗くなったところでひと寝入り。目が覚めると窓からアルタイルと天の川が見える。南側だったら南十字とかケンタウルスが見えるはずなのになぁ。少し目が冴えてしまったので書類仕事をしていると、やがて月が昇ってきたところで再度就寝。明るくなったところで機内食を食べるともうすぐ南米大陸。延々と連なるアンデス山脈の姿に感激です。

1時間遅れでSCLに到着。チリ観測所が手配してくれたタクシーの運転手さんが優しく迎えてくれました…英語が通じないのでiPadスペイン語会話でつたないやりとりですが。ようやく14時にサンティアゴのホテルにチェックインしました。ロビーで記事を書いています

チリ観測所へ

ホテルからチリ観測所のオフィスへは徒歩で10分ほど。少し身支度を整えてからESO (European Southern Observatory)のJAO (JointALMA Office) に到着。ここでH先生を受付けで呼んでもらいます。

H先生は徒歩で10分ほど離れた国立天文台のチリ観測所オフィスにいらっしゃるとのこと。チリ観測所オフィスの場所を知らなかったので、JAOのロビーに迎えに来て頂きました。ついでにJAOの主要メンバーのオフィスを訪ねて紹介してもらい、感激です。おみやげに持ってきた銅鑼殿(どらどん:鹿児島風のどら焼き)を「Galactic Cake」と言って配ると少しウケました(※渦巻模様はないのですが、アンコが暗黒星雲を模しているということ)。JAOで働いている、顔なじみの日本のスタッフにも会えて良かったです。森田さんが使っていたデスクも残されていて、感慨に耽りました。
一通りJAOを巡ってからチリ観測所のオフィスへ。こちらはAir Franceとか企業のオフィスもある雑居ビルの7階です。こぢんまりしているけど機能的で良い場所ですね。
H先生とドイツ風ビアレストランで夕食。途中からSさんも参加。Sさんは翌朝早朝からアンテナ運用のためOSFへ出発とのこと。ご苦労さまです。早めに切り上げて南十字星を眺めながらホテルに戻りました。長い一日でした。

ホテルの部屋。一人なのに無駄に広いです。