Kameno external storage

由無し事をたまに綴るブログです。

サンティアゴ旅行記(5) サイエンストーク

JAOでScience Talkをする日。緊張のためあまり眠れなかったけど気合いは十分。地下にあるauditoriumに15分前に行って、パソコンの接続などをチェックします。
TalkサンティアゴとOSF (Operations Support Facility) とをビデオで結んで行います。聴衆はSCO (Santiago Central Office) が20人、OSFが10人くらいかな。世話人のIさんがOSFからアナウンスをしてくれ、Rさんの紹介で始めました。
本題に入る前にまずはアイスブレイク。愛媛大T先生の「すべての講演はエンターテイメントである」「必ず講演のはじめの辺りでジョークをさりげなく言い、会場を和ませる」という教えを守り、桜島から電波銀河の電波ローブが膨張するというアニメーションを仕込んで、つかみはOKです。
講演の内容はサイエンスというよりengineeringの話。天文学者には少し退屈だったかもしれませんが、Rさんを始め技術に関与している人たちからは質問と突っ込みが頻繁に舞い込みました。内容を深く理解してもらっていることが、質問事項の的確さからよく分かります。"Thanks for deep understanding."と言ってから答えました。
少し時間をオーバーしてしまったけど、研究内容は伝わったようだし、後から内容についての問い合わせやALMAへの応用についての相談を受けたので、まあ講演した甲斐があったと思います。忙しいALMAの皆さんの時間を、聴講に割いて頂き感謝です。
終わったら緊張感が抜けて猛烈な眠気に襲われました。Nさんと偏波の打ち合わせをしている間、意識を保つのが難しかったです。