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由無し事をたまに綴るブログです。

劇場版「魔法少女まどか☆マギカ」を観てきました

鹿児島ミッテ10で観てきました。まだ前編だけです。幼児と乳児を含む家族4人で映画館に行くのは少し躊躇したけど、公開から1週間経っていてあまり人が入らないだろうし、後部の通路側に座れば子供がむずかっても退出しやすいです。3歳の娘は巴マミCharlotteと闘うところまでは楽しく観ていたけど、途中で「歩きたい」と言い出したのでトイレに連れて行き、戻ってきて少ししてから寝ました。10ヶ月の息子は母親に抱っこされて終始静かでした。DVDで観尽くしているストーリーから特に変化はないので、中座したり寝たりしても構いません。以下感想や気付いた点を。

  • オープニング曲(ルミナス)の暁美ほむら、ネタバレになっていませんか?
  • DVDでBGMとシーンの対応付けができていたので、映画でのBGMに違和感がありました。Gerutrudの結界に入るところがVenari strigas (DVDではCharlotteの孵化シーンで使用)だったり、さやかが「爽快、爽快」と舞い上がるシーンでDecretum (DVDではElsamariaと闘うシーンで使用)を使ったりと、場面の雰囲気とBGMとが噛み合っていないように感じられました。映画を初見なら違和感ないのかも知れませんが-。
  • 作画は素晴らしいです。背景画が凝っていて、映画で短時間しか映らないのがもったいくらい。見滝原の風景(人工的な自然, 高層ビル街, 工場など)は念入りに描かれていていました。Elsamariaが倒れてガントリークレーンに戻るところなど、唸ってしまいました。
  • 巴マミがPyotrを片付けるシーンのBGM (Credens justitiam) が、日本語の歌詞になっていました。これはKarafinaが唄う「未来」という曲で、「ひかりふる」というCDシングルカップリング曲として発売されるそうです。家でCredens justitiamをかけると娘が踊り出すのですが、「未来」だとどうでしょうね?
  • 尺を短くしたせいか、台詞の「間」が詰まり進行を焦っているように感じられました。例えば転向してきた暁美ほむらについて「夢の中で会った…ような…」と話すシーンで、鹿目まどかがためらいながら話す「間」があまりなく、ほむらが「文武両道」を示すシーンがカットされたことも相まって、映画初見だとconsistensyが損なわれるように思いました。
  • Elly (Kirsten) の結界は新味があって楽しかったです。ちっとぁ面白みもないとねー。
  • さやかを救うためにまどかが契約しようとするのを阻止したほむらの「あなたを大切に思う人のことも考えて。いいかげんにしてよ」のシーンは何度見ても泣けます。ここは初見より何回も観てから味わえるところ。

いろいろ書きましたが、やはり観てよかったです。鹿児島ではTV放送されなかったこの名作を、DVDで観るにはお金も時間も足りないという人には、2時間強で1800円(レイトショーなら1200円)でほぼカバーできる劇場版は、とてもお得でしょう。後編も楽しみです。早めに観に行きます。