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由無し事をたまに綴るブログです。

富士山御殿場ルートをトレーニング

休暇帰国中の2023年8月28日に富士山に登ってきました。トレーニングが主目的なので、最も標高差を得られる御殿場口から歩き始め、お鉢巡りの後に富士宮口へと降りました。コースタイム等はヤマレコに載せました。

www.yamareco.com

動画はこちらです。


www.youtube.com

御殿場へのアクセスには渋谷から高速バスに乗り、御殿場市立図書館前で降ります。御殿場口から早朝に歩き始めるため、快活CLUB御殿場店に前泊しました。鍵付き個室は一般ブースから離れた静かな環境で、早朝の出立に便利です。

快活クラブの鍵付き個室。潔癖症の人には安眠は難しいかも。


登山口の新五合目まではタクシーを予約しました。早朝5時に迎えに来てもらえるのは御殿場タクシーのみで、料金は5,140円でした。5h25mに標高1440mの新五合目に到着。富士山保全協力金1,000円を登山口で支払い、5h28mに出発です。

御殿場口新五合目から望む富士山



歩き始めから山頂が見え、宝永火口の北縁をなぞる行程がよく分かります。数分で大石茶屋を過ぎ、九十九折れの登りルートをサクサク進みます。宝永火口からの砕屑物からなる砂礫は衝撃を受け止め脚に優しいです。

北側に山中湖の展望



6h11mに標高1920mの次郎坊を通過するころには北側に山中湖や丹沢山塊が望めるようになります。傾斜がやや急になり、効率的に高度を稼ぎます。7h21mに新6合目・標高2590mの半蔵坊で給水。ここまで600m/h近くのペースで進めているのでまあまあです。標高3000mを過ぎると宝永火口を見下ろすようになりますが、このころから雲が湧いて雷鳴も時折聞こえるようになります。雷は要注意ですが、幸い雷雲が近づいてくることはなかったので構わず進みます。
わらじ館, 砂走館と山小屋を立て続けに通過。8h52mに標高3300mの赤岩八合館にてチョコレートで糖分補給しつつ靴に入った砂礫を出します。このあたりからは宝永噴火で噴出した玄武岩質スコリアに含まれる鉄分が酸化した赤褐色の岩場で歩きやすいです。山頂まで急傾斜の九十九折れをゆっくりと進み、9h48mに標高3700mの御殿場口頂上に到達。標高差2260mを4時間20分で登ったので、520m/hのペースでした。

剣ヶ峰へ向かう



山頂火口(お鉢)をひとしきり眺めてから剣ヶ峰へ向かいます。標高3776mの最高点に10h06mに登頂。サブミリ波望遠鏡の痕跡を探したのですが見つけられませんでした。

剣ヶ峰に登頂



山頂火口を一周した後、11h10mに御殿場口から下山します。赤岩八合館から少し降りた標高3250m地点から富士宮口へのエスケープルートへ抜け、12h01mに八合目池田館から富士宮ルートを下ります。岩場の下りは滑らないので下りやすいです。

富士宮ルートを下山

宝永火口の西縁を急降下して12h54mに標高2400mの富士宮口五合目のバス停に到着。水ヶ塚公園までのシャトルバスに乗り、御殿場駅行き14h45m発の富士急バスに乗継いで、御殿場駅15h45m発の御殿場線国府津駅16h56m発の東海道線で帰宅しました。

水分摂取量は1.6Lで、発汗量が予想以下だったので1L余りました。摂取した行動食はチョコレート50gとプルーン20gで、半分近く余りました。

今日のトレーニング成果