試験観測のために野辺山宇宙電波観測所に来ています。連休中なので観測所はひっそりとしており、少数の観測者と当番のスタッフ・学生がいるだけ。昨日までは観測所の食堂で食事が提供されていたけど、休日は外食か自分で調達するしかない。頼りにしていたAコープも定休日で食材が入手できないから、夕食時に営業している数少ない食堂の一つ、「はるき屋」まで自転車で行くことにしよう。
国道に面した「はるき屋」に着くと、向かいの農産物直売店で野菜や山菜を売っているのが目に入る。タラの芽とふきのとうを入手。これを「はるき屋」に持込み、「てんぷらにしてもらえないでしょうか」と店主に頼むとあっさりOK。揚げたての山菜の香ばしさと野趣あふれる味を堪能しました。
おかみさんから「どちらからいらしたの？」と問われるので「天文台に泊まってます」と答えると、おかみさんはかつて観測所の食堂で働いていた経験があることが判明。開所当時のA先生やK先生やM先生やN先生やSさんなどの話を懐かしそうに話してくれました。かつて私が野辺山に滞在した時期とは重なりがないけど、共通の知人の話題で楽しく盛り上がりました。野辺山は人が少ない場所だけど、そのぶん人のつながりは濃厚なコミュニティです。
