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由無し事をたまに綴るブログです。

「魔法少女まどか☆マギカ」後編を観てきました。

前編に引き続き、家族で観てきました。土曜日ということもあって、館内の半分程度の座席が埋まる、鹿児島としてはかなりの入りでした。
ストーリーがDVD版と同一である点は前編と同様ですので、TV / DVDで観ていない初見の人にも楽しめます。DVDを見た私には、演出の差が興味深かったですし、何度観ても良いものは良いです。以下、気付いた点を。

  • オープニング曲(ルミナス)のまどかの成長記録は、子育て中の琴線に触れるものがあります。まどかの運命を知るとなおさら…。
  • 梶浦由記渾身の一曲「symposium magarum」は顕在。杏子のダメージがさらに痛々しくなるとともに、まどかが杏子を庇うシーンは新しかったです。いずれにせよOktavia Von Seckendorffに捕まって杏子に助けられるのですけど。
  • 墓場のシーンが追加。BGMは梶浦由記作曲でしょうか?サウンドトラックが欲しい。
  • ループの部分はDVDとほぼ同じ演出。ドラマCDにある、まどかが最初に魔法少女になったときの願い事くらいは含めてもよかったのに。
  • 「だまされないで、そいつの思う壷よ」「だめーっ!」の台詞、声優さんの演技に圧倒されます。
  • ワルプルギスの夜との戦闘シーンは大きなスクリーンで観る価値があります。
  • まどかが魔法少女になるときのBGMがDecretumですか…。DVDでは美樹さやかのシーンで多用されていたのでちょっと違和感。
  • まどかがチベット魔法少女を救済しに行くシーンの背景に一瞬アンナプルナが描かれます。凝ってるなぁ。
  • まどかとほむらが最後に会話を交わすシーン、光彩によるドレスを纏っていてよかったです。DVD版ですっぽんぽんでリボンだけ付けているのは気恥ずかしかったからね。
  • 魔女文字のエンドロール曲はコネクト。この魔女文字は、文字色が示す魔法少女たちの劇中の台詞を抜き出しているようです。
  • エピローグのあとに本当のエンドロール。Kalafinaによる「ひかりふる」は、Sagitta luminis に歌詞を付けたものです。澄んだ声と曲調がとても良く合っていて、Magiaで汚れたソウルジェムが浄化される気がします。
  • エンドロールの後に新編の予告。2013年公開予定「叛逆の物語」だそうです。本編の中で「叛逆」という言葉は、まどかが魔法少女になるときのキュウべえの台詞「そんな祈りが叶うとしたら、それは時間干渉なんてレベルじゃない。因果律そのものに対する叛逆だ」にあります。因果律の叛逆した結果がもたらす展開が期待できるのでしょうか、楽しみです。

終わった後、館内ではすすり泣く人が少なからずいました。広い世代で楽しめる深い作品で、お奨めです。鹿児島ミッテ10では11月9日まで上映されるようですので、未見の方はぜひ!