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由無し事をたまに綴るブログです。

プラチナ万年筆の廉価だけど使いやすい万年筆「プレジール」

日本に一時帰国した際に入手したプラチナ万年筆の1000円万年筆「プレジール」を、3週間ほど使用しました。

私の万年筆使用歴は25年に渡ります。お祝いにMont Blancの万年筆を頂いて以来、ボールペンでは得られない万年筆の書きやすさと、達筆になったかのように勘違いさせる筆跡が得られることから、好んで使うようになりました。気圧の低い野辺山でインク漏れを起したり、筆先から誤って床に落としたりと、いろいろ失敗をやらかしました。やがてMont Blancは高級品ばかりの日用に使えないブランドになって悶々としていたのですが、プラチナ万年筆から衝撃の210円万年筆「プレピー」が登場しました。安いけどペン先にはイリジウムを使い、書き味は決して妥協のない品でした。気圧の下がる飛行機で使ってもインク漏れしないのも気に入っていました。欠点は、プラスチック製のキャップが割れやすいこと。キャップが割れると密閉できず、すぐにインクが乾燥してペン先が詰まってしまいます。「まあ160円 (鹿児島のしんぷくでは160円で買えたのです)だしいいか」と、キャップが割れるたびに買い替えていました。
チリではプレピーが入手できません。一時帰国したときに買い足すしかないので、5月末に日本に出張した際に文房具店をいろいろ探しました。しかしプレピーの在庫はかなり少なく、十分に確保できません。東急ハンズで探して気付いたのが、このプレジールです。これ、2010年頃に発売されていたのですね…気付きませんでした。ペン先やインク供給機構はプレピーと共通のように見えます。最大の特徴は胴やキャップがアルミにアルマイト加工で割れにくいことです。実際、3週間使っても割れそうにありません。これなら、チリでもしばらくは使用に耐えそうです。次に帰国したときには色変わりを何本か揃えることにします。お願いだからそれまで製造・供給を続けて下さい > プラチナ万年筆さん。