パタゴニア旅行記:Punta Arenas
スペイン語で「砂の岬」という名前の、マゼラン海峡に面したパタゴニア旅行の基点となる南米大陸最南端の都市です。フエゴ島などへのフェリーやクルーズ船が発着する港町でもあります。
Santiagoからは毎日5便以上の飛行機が発着し、3時間半ほどで空港に着きます。空港から市街地へはバス (CLP 5,000) かタクシー (CLP 10,000) で30分ほどで着きます。
私たちは早朝の便で9h00mに空港に着きました。市街地に行く前にParque Ñandúに行ってみたかったのですが、タクシーの運転手によるとすでに閉園したそうですので諦めてホテルに直行しました。チェックインまで時間があるので荷物をフロントに預かってもらい、市内を散策します。小雨が降って真夏にもかかわらず寒いので、まずはカフェでココア(chocolate caliente) で暖を取りましょう。日曜の午前中なので営業している店はあまりないですが、Lomito'sというカフェが開いていました。
丘に向かって坂道を登ると、眼下に市街地とマゼラン海峡、その先にフエゴ島が一望できます。
丘の天辺に立つ十字架を経て少し歩くと展望台 (mirador) があって、マゼラン海峡に面した港がよく見えます。
港から右側に伸びる海岸線の先に、南米大陸最南端のフロワード岬 (Cabo Froward) があるはずです。
Miradorから港に向かって降りるとPlaza Armas公園を通ります。ここにはマゼラン (Ferdinand Magellan, スペイン語だとHernando Magallanes) の銅像が建っています。
さらに歩くと港に面した海岸に着きます。マゼラン海峡は波静かで、浜辺には昆布のような海藻がたくさん打ち上っていました。
ちょっと歩き疲れたのでカフェで昼食を摂ってからホテルにチェックインし、午睡します。17時くらいに目が覚めましたがまだまだ陽は高いのでColon通りを歩いて海岸まで散歩してみます。
砂浜は風が強くて寒かったですが、マゼラン海峡やフロワード岬の眺めが楽しめます。
波は静かですが潮流が速くて、まるで河のようでした。海水があまり塩辛くなかったのは、氷河の融水で薄められているからかもしれません。
Punta Arenasの食事・宿泊・買い物
Lomito's
日曜日の午前中でも営業している貴重なカフェです。ココアで暖まりました。
Café Tapiz
普通に美味しいハンバーガーやPitaを食べました。レトロな内装が落ち着きます。
Best Western Hotel Finis Terrae
宿泊したホテルです。1階のバーで普通に食事ができます。揚げ物盛り合わせとカニシチューが美味しかったです。
朝食は最上階のレストランでコンチネンタル方式。大変眺めがよいです。
家族向けの部屋に2泊しました。2階で眺めはなく、ちょっと狭苦しかったです。部屋は清潔で、浴室ではちゃんとお湯も出ました。カーテンが暖房器具 (calefacción) の内側に垂れて暖気が窓から外に逃げる構造になっているとか、浴室で濡れた足を置く場所がドア裏でフロアタオルを敷けず子供が足を滑らせて転倒したとか、ザルな設計の目立つ部屋でした。
立地はBus-Surのターミナルに近く便利な場所でした。