Avianca航空ビジネスクラス搭乗記

コロンビアのカルタヘナへの出張の際に、サンティアゴからボゴタまでのAV98便をビジネスクラスにアップグレード*1しました。
元々エコノミーの最安値で購入していた航空券ですが、搭乗の一週間前にAviancaからの電子メールで、入札方式でビジネスクラスへの有料アップグレードが提示されたのです。US$300 - US$720の間の好きな価格で入札し、入札価格の高い順にアップグレードされる仕組みのようです。面白半分に最低料金で入札していたら、出発の前日に「アップグレードされました」とのお知らせが来ました。

というわけで初体験のB787 ビジネスクラスです。フルフラットにしても足先に余裕がある広さで快適です。発表用のポスターも楽々置けます。昼行便なのでフルフラットのありがたみは薄いですが、それでもノイズキャンセリングヘッドフォンで騒音を消しながら楽な姿勢でノートPCを使えるのは助かりました。機内ではプログラミングが捗ります。

アメニティとしてアイマスクや耳栓や歯磨きセットや靴下を入れたTUMIのポーチが配られます。これは家族へのおみやげにとっておきましょう。
ディスプレイは大きくて見やすいのですが、固定ラッチが緩くて収納してもいつのまにか外れてしまい困りました。離着陸時には収納していなくてはいけないのですが、機体の振動でラッチが外れて視聴用の角度まで出てきてしまい、客室乗務員に注意される始末。乗務員が固定しようと力任せに収納すると、前席の乗客から睨まれてしまいました。

機内食は朝食ということで簡素なものでしたが、アスパラガスのクレープはおいしかったです。アコンカグアなどアンデスの山並を眺めながら堪能しました。

配られたペットボトルの水面が、機体の振動で波打っているのに気付きました。テーブルの置く場所によって励起される振動モードが違ってくるのが面白かったです。

5時間半の快適なフライトもあっという間に終わり、定刻よりやや早くBogotaに到着しました。

US$300の価値があったかというと微妙ですね。夜行便なら間違いなくアップグレードの甲斐があったと思いますが、昼行便なので眠ることはありませんでしたから。だからビジネスクラスの座席が埋まらず、エコノミークラスの乗客にアップグレードの提示があったのでしょう。航空会社も収益のためにいろいろ智恵を絞っているようです。