Torres del Paineを歩いてきました
2020年1月13日 - 17日の旅程で、チリ南部・パタゴニアのTorres del Paine国立公園で人気のあるW Circuitコースを歩いてきました。CONAF (Corporación Nacional Forestal) による公式地図はこちらです。
準備
Torres del Paineではキャンプも含めて事前に宿泊の予約が必要です。個々の山小屋 (refugio) やキャンプ場は管理する会社 (Vertice や Fantástico Sur) で予約が必要なのですが、人気のコースで旅行会社が早めに押えてしまうためか、都合のよい日程で予約することができませんでした。仕方なく denomades.com で4泊5日のキャンプパッケージを申し込み、CLP$ 538.000を支払いました。このパッケージはFantástico Surが運用し、国立公園入場料, Puerto Natales からTorre Centralへの送迎, Paine GrandeからPudetoへのcatamarán（双胴船）船賃, PudetoからPuerto Natales への送迎, それに夕食・朝食・昼食（弁当）が含まれます｡キャンプパッケージにはキャンプ場据え付けのテントと寝袋が含まれるので、キャンプ用品は不要です。とはいえ小心者の私はビバークの可能性も考えてテントと寝袋と自炊用品を一応持っていきました｡調理ストーブのガス缶は航空機に持ち込めないので、Puerto Natalesのバスターミナル内の売店で買いました｡
なお、キャンプパッケージで予約したにもかかわらず、最初の3泊はrefugio泊にアップグレードされてしまいました｡結果的にテントは使わず仕舞いでした。
交通
往路
基点となるPuerto NatalesへはSantiagoから直行便もあるのですが、1日1便しかなくツアーの集合時刻14:30に間に合いません。PUQ (Punta Arenas空港) まで飛んで、Bus SurのバスでPuerto Natalesへ移動しました。往路は1月13日にSCL 04:31 - (LA281) - PUQ 07:53 / 08:31 - (Bus Sur) - Puerto Natales 11:45という経路です。
なお、Bus Surは搭乗場所の案内も発車のアナウンスもありません。PUQで搭乗時刻を20分以上過ぎてもバスが来ないので不安になりましたが、空港の案内所で聞くと30分くらい普通に遅れるとのことで、実際25分遅れてやって来ました｡
また、Fantástico SurのTorre Centralへの送迎バス集合場所について、denomades.com の案内にある
Inicio: Día 1 a las 14:30 en Terminal de Buses de Puerto Natales.
という記述は嘘です｡バスターミナルで待っていて、集合時刻の10分前になっても関係者が見当たりません。Fantástico Surに電話したところ、Fantástico Surのoficinaが集合場所だと判明。慌ててタクシーに飛び乗り何とか送迎バスに間に合いました｡
バスはAmarga湖畔のCONAF事務所に寄り、ここで国立公園入園の手続きと環境保護ビデオ講習を受けます｡宿泊地のTorre Centralには17h00mに着きました｡
帰路
1月17日にゴールのPaine Grandeからは双胴船 (Cátamaran) でPudetoまでPehoé湖を渡り、バスに乗り換えてPuerto Natalesバスターミナルに21h20mに着きました｡お気に入りのアパートホテルViento Patagónicoに泊まり、翌18日はPuerto Natales 07:00 - (Bus Sur) - PUQ 09:45 / 11:51 - (LA282) - SCL 15:17 という経路でSantiagoに戻りました｡
旅程
1日目（1月13日) : Torre Central泊
2日目（1月14日) : Mirador Base Torres往復
3日目（1月15日) : Torre Central → Los Cuernos
4日目（1月16日) : Los Cuernos → Mirador Británico → Paine Grande
5日目（1月17日) : Glaciar Grey往復
雑感
- 期待以上の好天に恵まれました｡ただし風の強さは予想以上。
- どの山小屋もキャンプ場もよく管理されていて、清潔で快適でした。食事もよかったし、サービスも十分。大名気分でした。その分料金は高いですけどね。
- よく眠れました｡
- 余計な荷物が多かったかも。
- 利用者はほとんど外国人（欧州・北米・豪州・韓国・中国）でした。レストランでの会話も英語ばかり。
- みなさんマナーいいですね。非常識な人は来ない場所のようです。
- 犬連れ禁止の登山道がこんなに快適とは。(c.f. Santiago付近の山は犬連れ多すぎ)
- 石清水は冷たくて美味しいです｡生水を飲んだけど、特に異常は発生しませんでした。水を大量に運ぶ必要はなかったです。
- Ospreyのシェア高すぎ。Backpackの3割はOspreyでした。
- 登山道のすれ違いでは「譲るが勝ち」と思っています。勝率8割くらい。
