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由無し事をたまに綴るブログです。

カリブ海航海記:ストライキにハラハラ

SantiagoからSan Juanまでの空路はAvianca航空で予約しました。12月18日 07h53m SCL発、Bogotaで乗り継いで17h52m SJU着という便です。
出発4日前の12月14日になって、空港職員(DGAC: Dirección General de Aeronáutica Civil) が12月17日・18日にストライキを予定している、というニュースが流れてきました。チリではストライキが簡単に実行されてしまい、9月にも同様のストライキで多くの便が欠航した経緯がありますので、大変に焦りました。


私たちの18日の便がキャンセルになった場合は19日に出発でも(最悪20日出発でも)出航には間に合いますが、クリスマス休暇の時期で両日ともほとんど空席はありません。Aviancaに電話しても「チリでのストライキのことなんて知らない」と言われ、「他の日に便を変更するなら1人あたりUSD$250で受付けるけど、19日も20日も空席はないよ」という対応です。最初から19日出発の便を予約していればストライキの影響を受けなかったのに…といっても予測不可なことでどうしようもありません。せっかくの船旅をすべて棒に振るという最悪の事態も覚悟しました。

ともかく出発の前日まではストライキ関係の情報収集に努めました。頼りになったのはLa Terceraという新聞のweb版です。Paro DGAC というキーワードで検索すると関係するニュースが拾えます。

結果からいうと私たちの飛行機は飛びました。ストライキは実行されチリ国内線は多くが欠航となりましたが、管制官ストライキに参加せず、国際線については運航されることになりました。ただし通常の運用ではないので、出発時刻の4 - 5時間前に空港に来た方が良いと空港の広報がアナウンスしていました。

当日は午前2時半に子供たちを無理やり起こし、3時にタクシーを呼んで(Uberはこんな時間にも使えて便利!)3時半に空港に着きました。すでにAviancaチェックインカウンターの前には列ができていましたが、空港内は比較的落ち着いていて、手続きもまあ順調に進みました。出国審査を終えAviancaのラウンジに入ったところで一安心です。ストライキのバックアップをしてくれた管制官や政府職員の皆様には本当に感謝します。一方、ストライキは予定を超えて4日に渡ったらしいです。そんなにストライキが好きなら、一生やっていればいいのに。

ともあれAV98便は予定通りに出発。機材は快適なB787-9で、早朝の寝不足を補えました。Bogotaでの乗継も円滑に進み、AV258便でSan Juanへ。窓からArecibo電波望遠鏡が見えないかと探しましたが、残念ながら空路から遠くて分りませんでした。

夕暮れ時にSan Juanに到着。Puerto Ricoは米国の自治領なので入国審査にはESTAが必要で指紋と写真も撮られます。税関を出る頃には真っ暗でした。タクシーのカウンターで手配してもらった車に乗り、BEST WESTERN PLUS Condado Palm Inn & Suitesへ。料金は前もって決めておくことが大切で、USD$18でした(+gratuity で20ドル)。 ともかく、予定通りにSan Juanに投宿できてなによりです。