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由無し事をたまに綴るブログです。

2016年休暇帰国:交通の記録

7月10日 AC093 Santiago→Toronto

チリからの子連れ出国は今年に入ってからチェックが厳しくなり、大使館発行の出生証明書 (Certificado de Nacimiento) だけでなく、Notaria (公証役場)にて子連れ出国許可証 (Autorización para salir del pais) を発行してもらう必要が生じました(両親2名と子供2名の組合せで4枚)。Air Canadaのチェックインカウンター(に並ぶ列)でAir Canada係員に出生証明書を提示したら、「この書類だけではダメだ」と言われ、子連れ出国許可証を見せたらカウンターまで通してもらえました。その後の出国審査場では出生証明書だけで通してもらえたので、Air Canadaの対応は不明です。まあ、係員によって対応が違うのはチリでは普通なので、今さら驚かないですけど。ともあれ無事出国審査を終えてAviancaのラウンジへ。なお、子連れ出国許可証は有効期間が90日しかないので、毎年の休暇帰国のたびにNotariaに行く必要があります(そのたびに半日つぶれる)。

毎度おなじみ夜行便のAC093。子供たちも飛行機に慣れてぐっすり眠ってくれました。ただ、4歳の息子は着陸前の気圧変化で「耳が痛い」と泣きましたが。耳抜きがまだできないのですよね。

7月11日 AC005 Toronto→羽田

トロントで乗換えのため7時間待ち。Air Canadaのラウンジでシャワーを浴びたり軽食をとって過ごしましたが、子供たちが暇でぐずるのが大変でした。ゲーム機を与える家庭の気持ちが理解できます。搭乗後、13時間のフライトを経て定刻よりやや早く15h20mに羽田空港に到着。サンティアゴで預けたスーツケース3個のうち2個が到着しないハプニング。係員によるとまだトロントにあるとのことで、羽田空港に届くのは早くても13日だそうです。仙台に送ってもらっても間に合わないので、横浜の実家に送ってもらうことにしました。Air Canadaでバゲージロストされるのはこれで3回目。8打数3安打とイチローも真っ青の打率です。ELITE 50Kのタグも、Star Alliance Priorityのタグも、Air Canadaには何の効き目もありませんでした。でも手荷物未着の手続きをしてくれたANAの係員は対応が丁寧で、娘が「大きくなったらあんな人になりたい」と憧れの眼差しで見ていました。次からはANAで帰国しましょう。

7月12日 羽田空港→仙台

浜松町まではモノレール。手荷物未着の手続きに時間を要し、ラッシュアワーに近くやや混んでいましたが、子供たちは運転席の窓に夢中になっています。子供が集中してくれれば親は楽なもので、羽田空港で買ったプリペイドSIMをiPhoneに差して設定する余裕ができました。
浜松町のみどりの窓口で、新幹線の切符を買うために30分以上並びました。JRの窓口職員はとても手際よく捌いていたのですが、窓口3つのうち1つは数十枚の切符を買う人の対応で塞がっていたのです。私の後に並んでいた老年の男性が「いつまで待たせるんだ!」と窓口に向かって怒鳴るので驚きました。チリに住んでいると、窓口の係員はどんなに列が長くてもお喋りや私用電話でのんびりと対応するので、待たされるのに慣れてしまいます。あんなに効率的に仕事しているのに怒鳴られるJR職員は気の毒に思います。
山手線で東京駅まで行き(鉄道オタクの息子の希望により京浜東北線ではなく山手線)、駅弁を購入してからはやぶさ103号で仙台へ。時差で眠いので、目覚ましをかけて車内で爆睡しました。

7月14日 仙台→横浜

東京駅まではやまびこ142号。子供たちが車窓を楽しむまでに成長してくれて、あまり手がかからなくなったのが助かります。品川まで息子の希望により京浜東北線に乗り、京急と地下鉄で実家に到着。

7月17日 新横浜→藤枝→鹿児島

新横浜まで父に送ってもらい、こだま635号・静岡乗換で藤枝へ。義父母兄が迎えてくれました。義実家で歓待を受けた後に静岡空港まで送って頂き、FDA133便で鹿児島へ。



初めて乗るゴールド色の機体です。子供たちはプラスチックフィルムの組み立て式飛行機模型をもらっていました。

7月17日 - 21日 ニッポンレンタカー

鹿児島空港で予約していたニッポンレンタカーの送迎バスへ。Fitの新車を用意して頂きました。久しぶりに運転する鹿児島の道。複線化された武岡トンネルを通って市内に入り、懐かしい街並みを通ってホテルに到着しました。翌日から川辺の岩屋公園キャンプ場へ行くなどFitは3日間大活躍し、何とか無事に鹿児島空港へ返却。走行308 kmに対して給油量18.92ℓ (16.3 km/ℓ) と、エアコンを常時使っていた割には好燃費でした。

7月21日 JAC3727 鹿児島→奄美大島



DHC Q400プロペラ機による運航です。キャンペーンでもやっているのか、飛行機の乗降口までJAL職員が総出で見送ってくれます…技術・保安要員の方々はこんなことしているより休憩していただきたいものですが。

桜島

開聞岳

開聞岳(タイムラプス動画)

屋久
この路線は空から山や島々を眺められる展望航路です。桜島, 開聞岳, 屋久島などの山並を眺めているうちにもう着陸態勢へ。珊瑚礁を間近に見ながら着陸です。



7月21日 - 23日 ニッポンレンタカー

奄美大島でもニッポンレンタカーを利用しました。またしても新車のFitです。初めての奄美で、カーナビにはずいぶん助けられました。交通量が少ないのでつい制限速度+10 km/hくらい出してしまいがちで、そのたびにカーナビに「速度超過を検知しました」と指摘されます。この声に子供たちが毎回「ほら言われた!」とつっこんでくるのが面白いです。奄美では103 kmの走行に対して5.74 ℓの給油 (17.9 km/ℓ) でした。Fitは優秀ですね。
返却後に営業所から空港へ行くのに、送迎バスでなく、それまで使っていた車に荷物を載せたまま営業所員の運転で送ってくれるサービスがありがたかったです。たくさんの重い荷物を載せ替える手間が省けました。

7月23日 JAC3724 奄美大島→鹿児島

またも離島や山並を眺められる航路。機内で子供たちにJALの組み立て式飛行機模型を配って頂きました。日本の航空会社はどこも子連れのサポートが手厚くて素晴らしいです。
鹿児島空港到着後はバスで鹿児島市内へ。鹿児島中央駅のバスターミナルから徒歩1分のホテルに荷物を預け、市電で天文館へ。

7月24日 桜島フェリー

桜島の恐竜公園へおでかけ。市電でいづろ通まで行き、ドルフィンポートを経てフェリー乗り場へ。途中の水路で、水族館のイルカが遊泳する様を眺められます。


桜島フェリーへの乗船は、鹿児島側では改札なしです。下船時に桜島側で料金160円を支払います。


この日は海上自衛隊護衛艦「いずも」が錦江湾に停泊していました。

一通り恐竜公園で遊んだらフェリーで鹿児島市内に戻ります。フェリー乗船口からバスで天文館へ行こうとしたら、この日は「おぎおんさぁ」(祇園祭)で天文館通りは通行止め。迂回路でバスを降り、おぎおんさぁの山鉾を見物しました。

7月25日 SNJ74 鹿児島→羽田

ソラシドエアはANAとの共同運航便。ここでも風船型の飛行機模型などを子供たちに配って頂きました。

7月25日 AC006 羽田→Toronto


日本で爆買いした荷物を、重量制限内に収めるため出発ロビーでスーツケーステトリス。スペースは何とかなるものの、スーツケース1個あたり23 kgまでという制約が大変で、書籍など高密度の物は小さい側のスーツケースに入れます。何とかテトリスの収拾をつけたところに、子供達と空港内を散歩してきた妻が売店の袋を携えて戻ってきたのですが、それは一体何ですか?

7月26日 AC092 Toronto→Santiago

搭乗口のカウンターで名前を呼ばれ、ビジネスクラスへのinvoluntary upgradeを打診されましたが、1人だけ家族と離れた席に座るわけにもいかないので見送り。単独出張のときにお願いします。ペルー上空で夜明け前に昇るオリオン座を見て、南半球へ戻ってきたことを実感。サンティアゴ到着前の冠雪したアンデスを見て、半年の時差を実感します。


帰路はバゲージロストされることもなく全ての荷物が無事到着。爆買い品を税関でチェックされることもなく帰着できました。