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由無し事をたまに綴るブログです。

コロナ禍での日本一時帰国(3):日本の水際対策

日本はチリでのワクチン接種をワクチン接種と認めていないので、3日間の強制隔離と入国から14日間の自宅待機が求められます。

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成田空港到着

成田空港では着陸から空港を出るまでに3時間半ほど要しました。飛行機が搭乗口に到着しても乗客は席を立たないようアナウンスされ、乗り込んできた検疫官に先導されて順番に降着します。動く歩道の横に並んだ折畳み椅子に順番に座らされて待機し、10人ずつ窓口に進みます。窓口では誓約書と健康カードの提出、陰性証明書の確認、アプリの確認、質問表QRコードの確認が行われます。これらが済んだのちに唾液を採取して抗原検査が行われます。検査結果が出るまで待機した後に、強制隔離場所へ移動するバスの待合所に移動します。

 

強制隔離

日本政府はチリでのワクチン接種をワクチンとは認めておらず、チリからの到着者は3日間の強制隔離(検疫長の指定する宿泊施設での3日間の待機)が必要です。宿泊施設は空港到着の当日に告げられ、私の場合はAPAホテル東京潮見でした。成田空港近辺のホテルだと思っていたのですが、バスで1時間以上かかる場所まで連れて行かれるのは意外です。バスの出発は18h40m, ホテル到着は19h45mでした。強制隔離施設は出発国ごとに割り振られているらしく、同乗のバスにはチリまたはフィリピンから到着した乗客だけが乗っていました。

 

APAホテル東京潮見

ホテルでの受付は通常のチェックインでなく、ロビーに設置されたブースで係員が旅券や健康カードや陰性証明書をチェックし、滞在のしおりと本日の夕食(弁当)を渡してくれます。係員に案内されて禁錮3日間を過ごす部屋に入りカードキーを差して電源を入れると、TVからAPA川柳が流れます。

www.youtube.com

チェックイン時に説明を受けた、毎日の体温を報告するサイトにアクセスして登録しようとするのですが、入力中にすぐ Connection lost. I'm sorry, but after a while please try again. というエラーメッセージが出て入力内容がクリアされ、難儀します。サイトURLは誰もが知るFで始まる大企業なのに萎えます。30分以上かけて何とか登録と検温報告を済ませ、MySOSの待機場所更新も済ませ、48時間振りに入浴して眠りに就きました。

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禁錮3日間の部屋

ここから3日間、部屋から出ることは許されません。このホテルは1階にローソンがあるのですが、買い物は許されません。食事は、定時に館内放送にて食事の配達を案内され、ドア前に弁当とAPA水が置かれるのを受取ります。お茶やコーヒーを飲みたいと思い受付に電話すると、スティック入り粉末の緑茶とコーヒーを届けてくれました。

デスクは狭いものの、PCとモバイルディスプレイを設置してデータ解析も可能です。禁錮刑から懲役刑へとアップグレード(?)しました。

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持参したPCとモバイルディスプレイでデータ解析

日本の税金で寝食しておきながら文句を言うなといわれるかも知れませんが、自費を払ってでも快適な部屋で過ごしたいです。体操も難儀する狭い部屋では健康上問題がありそうです。昨年14日間を自主隔離したホテルは良かったです。